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国試に役立つみんなの質問

国試に役立つみんなの質問|集団精神療法(AAと断酒会)について

今回頂いた質問

アルコール依存症の治療で使われる「AA」と「断酒会」には、どんな違いがありますか?
実習で断酒会の見学をすることになり、なんとなく気になったので教えてください。

アルコール依存症の治療の第一は断酒ですが、断酒を継続するには本人の強い意志が必要となります。そこで、集団精神療法のひとつとして活用されているのが、AA(アルコホーリクス・アノニマス)や断酒会といったアルコール依存症患者の自助グループ(セルフヘルプグループ)です。
専門家による治療ではありませんが、同じ問題を抱える仲間が集まって体験談や悩みを話し、聞き、そして共感することで、依存症からの回復に役立つとされています。

「AA」と「断酒会」との大きな違いとして、以下の3点が挙げられます。
(1)「AA」には組織がなく、「断酒会」は組織化されている。
(2)「AA」は匿名で参加し、「断酒会」は実名を明かす。
(3)「AA」は原則本人のみが参加し、「断酒会」は家族も参加する。


どちらの自助グループも、「言いっぱなし」「聞きっぱなし」が原則であり、また、発言内容についての責任は問われません(もちろん、誹謗中傷などは禁止です)。
「AA」にも「断酒会」にもそれぞれ短所長所があり、患者自身がいずれに参加するかを自由に決めることができます。なかには、「AA」と「断酒会」の両方に参加している方もいます。

【それぞれの特徴】
■AA
1935年にアメリカのニューヨークで結成された共同体で、今では世界中に展開されています。組織化されておらず、外部との関係もありませんが(サービスオフィスはあります)、日本でも様々な場所でミーティングが開かれています。 AAとは、Alcoholics Anonymou(アルコホーリクス・アノニマス)の略称であり、日本語では「匿名アルコール依存症者の会」と訳されています。この訳のとおり、参加者の匿名性が重んじられており、実名を名乗る必要はありません。「飲酒をやめたい」という気持ちさえあれば誰でも参加できます。
AAでは「12のステップ」による回復への道筋が示されており、この「12のステップ」は、薬物依存症など、ほかの依存症の自助グループでも活用されています。
原則として、依存症者本人だけのクローズド・ミーティングが行われます。家族や関係者など誰でも出席できるオープン・ミーティングなどもありますが、家族や友人はアラノン(Al-Anon)という別の自助グループに参加します。アラノンでは、AAと同じく「12のステップ」を活用しています。

■断酒会
AAを参考にして、1958年に日本で独自につくられた組織です。日本各地に様々な断酒会があり、各断酒会を統括する組織として公益社団法人「全日本断酒連盟(全断連)」が設立されています。
断酒会では、参加者は実名を名乗らなければなりません。自分の名前を表明し、各断酒会に所属します。また、家族を含めた回復を目指しているため、家族も一緒に参加します。
全断連のホームページによると、「断酒会活動の基本は例会である。この例会は、大小の差はあるが、20名くらいで約2時間、酒害体験を話し、それを聴く。家族も参加する。家族も酒害体験を話す。」とあります。例会は、病院内や交通刑務所などでも開かれています。


では、国家試験で出題された集団精神療法に関する問題を解いてみましょう。

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一問一答

第102 看護師国家試験 午前問題32

同じ問題や悩みを抱えた人々が助け合う活動はどれか。
 

 1.ケースワーク
 2.ピアサポート
 3.コミュニティワーク
 4.コンサルテーション


1.× ケースワークとは、ソーシャルワーカーなどが困難な課題や問題を持った個人や家族を個別に支援、援助することである。

2.○ ピアサポートとは、ある問題の当事者が同じ立場にある人や同じ問題を抱える人を仲間の立場で支えることである。ピア(peer)は「仲間」、サポート(support)は「支える」という意味で、断酒会やAAのような自助グループも、ピアサポートのひとつといえる。

3.× コミュニティワークとは、ソーシャルワークの技法のひとつである。地域の生活上のさまざまな問題を地域全体で解決していけるよう、専門職が間接的にアプローチする。

4.× コンサルテーションとは、ある問題を解決するために、問題解決に必要な知識や技術がない者に対して、その能力のある別の者が援助するプロセスをいう。



答え...2

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編集記


アルコール依存症の治療は断酒につきますが、断酒を継続するには本人の強い意志が必要です。そこで家族や友人など周りの人の協力も必要不可欠ですが、周りの人も時には精神的に病んでしまうこともあります。そのため、患者さんだけでなく家族のための自助グループ(アラノン)もあります。このようにみんなで治していくのも依存症の治療のひとつです。

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