太くなる…だけではありません!

「ポキポキッ」は危険な癖です

「弾ける音が気持ちいい」
「身体が軽くなったような感じがする」
などの理由から、関節を鳴らす癖のある人は
とても多いようです。

しかし、その一方では
「関節を鳴らすと太くなる」
という都市伝説的なウワサが……。

ここで素朴なギモン。
そもそも、「ポキポキッ」という音の正体とは?
そして、「関節を鳴らすと太くなる」説の真偽はいかに?

そこで、自分の身体を張って調べてみようと思い、
見ため一番わかりやすそうな指の関節を選んで、
「1か月間、指を鳴らし続けてみる実験!」を企画したのですが、
実は、よ~く調べてみると、
健康上かなり危険なリスクを伴うことが判明!
この実験は中止となりました~(ザンネン)。

ポキポキ


よくある誤解その1

「ポキポキッ」という音は、骨と骨がこすり合っている音?
→ NO! これは誤解です。

関節は、少量の液体(関節液)が含まれた関節包という組織で包まれています。
関節液には、関節が動くことによって生じる摩擦を減らす潤滑油としての役割があり、関節を急に引っぱったり曲げたりすると、この関節液に小さな気泡ができます。
この気泡が弾けると、周囲の骨や関節、軟骨などの組織に反響し「ポキポキッ」という音として聞こえるのです。

よくある誤解その2

「骨と骨がこすり合っているわけではないのだから関節を鳴らしても別に問題ないんじゃないの?」
→ NO! ぜ~ったいダメ! ダメです!
その理由は2つあります。

☆関節を鳴らすということは、関節に強い圧力を加えるということ。
→ 関節包や靭帯が伸びてしまう危険性大!

☆関節を鳴らすと、滑液内に衝撃波が生じる
→ この刺激により、関節や軟骨、靭帯を傷つける危険性大!

★ここでズバリ!

関節を鳴らすと太くなるというのは本当なの?
→ YES! 確実に太くなります!

関節を鳴らすことで傷ついた組織は、修復により、さらに厚く頑丈になります。
つまり、「ポキポキッ」が繰り返されるほど関節は確実に太くなるということ!


指の関節を鳴らすクセのある女子は要注意!

いざ結婚! というときに
「結婚指輪が入らない」「関節が太くて指輪のサイズが見つからない」など
旦那さまの前で恥ずかしいシーンを招くことも。

「どうしてもクセが治らない……」という女子は
関節ではなく、「愛の鐘」を鳴らすことに
意識を集中させてみるとよいかもしれませんね~(笑)!

happy wedding

(イラスト:matya)