看護師の仕事って想像以上に難しい…。
頼れるあねごに相談してみることにします。
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僕の勤務する病院の夜勤業務は、1)先輩の業務を見学するシャドー研修 2)複数回先輩についてもらって夜勤業務を実施 3)無事、独り立ち という流れになっています。シャドー研修の時は、なんとなく余裕に感じて、仮眠もぐっすり。毎日日勤でへとへとだったから、「結構余裕じゃん~」とか思っていました。 でも、実際に自分が主体となって夜勤を始めたらきつい! まず受け持ち患者が多い。日勤の倍以上、時には三倍近く。しかも、点滴交換、血糖測定、術後のドレナージ管理など時間で行なう業務も意外と多い! さらに何かあって報告したい時にも、当直医の対応になるケースも多々あり、入院からの経過を説明しなければならない…。今のところ、大きなミスはしていないけれど、何か見落としそうで怖いです。夜勤業務を行う上で、気をつけたほうがいいポイント教えていただけますか? |
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まずは、夜勤デビューおめでとう! 夜勤デビューできたという事は、日勤業務もほぼ独り立ちして、周りの先輩が夜勤業務をできるのだと認めてくれていると自信を持っていきましょう! 夜勤と日勤業務の一番の違い、それは「様々な制約があること」。確かに、日勤のあわただしさはないものの、スタッフの人数も少なく、主治医も不在で当直医に対応してもらわなければならない場合がほとんど。何かあっても検査もすぐにできないかもしれない。その患者さんについての情報を一番持っているのが自分である場合もでてきます。 そんな夜勤をうまくやりこなすコツは、1)夜勤のマニュアル・業務手順をきちんと把握する(これが基本) 2)やるべき業務を「見える化」する 3)夜食・飲みものはたっぷりと(明け方は疲労と共に空腹もピークに)。 2)についてですが、昨年一年目の後輩にアンケートをとってみたら、みんなそれぞれ自分なりのタイムスケジュール表を作っていました。電子カルテ内にある時系列のワークシートを利用している人もいたし、白紙に時間軸と処置を分けて記載している人もいました。やり方は各々違うけれど、目的は一緒です。人数が多く、時間で行う業務を見落とさない為の「見える化」です。 実はこのメリットは、やるべきことを見える化することで、それ以外のことに気を配れることだと思っています。日中とは違う病棟の雰囲気の中で、手術や退院後の生活、家族との関係など不安を表出される患者さんもいます。そのような方の話を傾聴できる余裕を持つためにも、できる工夫は行なっていきましょう。 夜勤業務を独り立ちするにあたって、多くの先輩が評価していることは、「分からないことをきちんと相談できるか」ということです。一人で完璧に頑張ろう、などと気負わずに、みんなで乗り越えていこうと思ってくださいね。 |
(テキスト:sakura nurse イラスト:中村まーぶる)