看護師の仕事って想像以上に難しい…。
頼れるあねごに相談してみることにします。

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ついに、インシデントを起こしてしまいました。検査のため昼ごはんを食べていない患者さんにいつも通りの時間にインスリン注射を打ってしまって…。その後ブドウ糖を静脈注射して、点滴の内容を変えることで低血糖を起こすことはなかったのですが。 実は僕の勤務する病院は、そもそも卒後1年目のスタッフは7月までインシデントレポートを書きません。先輩が背後についているケースも多いので、ヒヤリハットの段階で気づくことも多く、仮にインシデントを起こしたとしても先輩がインシデントレポートを記載してくれていました。 インシデントを起こした事実が怖く、初めて書いたインシデントレポートはやっぱり気が重かったです。簡単なことではないと分かっていますが、インシデントを起こさないためにどうしたらいいですか? |

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看護師の関与により発生したインシデントのうち、2~3割は新人看護師が関与しているといわれることもあります。この原因としては、絶対的に経験が不足していること、またそれゆえにアセスメント不足や危険予測が不十分であることが挙げられます。また周囲のスタッフ相談しにくい環境があると、よりミスを誘発しやすくなるといわれています。 おそらく研修などで、「人はミスを起こすという前提に立つべきであり、インシデントレポートは当事者の問題で片付けるのではなく、個人を支える仕事の環境の問題点をとらえていくためのものだ」と説明を受けているのではないかと思います。 インシデントについては、1)起こさないようにするため 2)起こったあとの対処 に分けて考えましょう。1)については、やっぱり自分でできる事前準備は余裕を持ち、わからないことはそのままにしないこと 2)については、すみやかに報告(一番、憂鬱。でもこれを怠ると事態が悪化し、周囲の信頼も失います)し、原因と対策を考えましょう。 最後に私の病棟で最近起こったインシデントについて。点滴の未投与のインシデントがありました。受け持ちのスタッフの時間確認不足が原因ではあります。でも、病棟内での振り返りで、1)患者さんごとに用意することになっているトレイが小さかったので点滴が別の場所にあった 2)点滴の投与時間が仮に同じ3回/日投与する内容でも主治医によって違う 3)中途採用の看護師だったため電子カルテ操作になれておらず、点滴を実施したか一覧で見ることができる表の出し方がわからなかった など環境の問題点も見えてきました。ここでの振り返りは、院内全体の医療安全向上につながります。 |
(テキスト:sakura nurse イラスト:中村まーぶる)