
幅が狭いマンシェットでは、太いマンシェットよりも動脈を圧迫する面積が少なくなります。
そのため、狭いマンシェットを用いて動脈の血流を止めるためには、太いマンシェットを用いる
ときよりも多く圧を加えなくてはなりません(水銀をより高く上げることになります)。
また、同じような理由から、マンシェットの圧を抜くと太いマンシェットよりも早く血流が解放されます。
そのため、通常よりも早い段階でコロトコフ音が聞こえることになり、最高血圧が高く測定されるのです。
1.血圧計を床頭台に置いて測る。
2.幅の狭いマンシェットを用いる。
3.巻き上げた袖が腕を圧迫している。
4.減圧を10mmHg/秒で行う。
1.× 血圧計を置く場所が水平であれば、置く場所の高さによって血圧の値が変動することは
ありません。
2.○ 正しい。
3.× 袖が腕を圧迫していると、前腕がうっ血した状態になるため、収縮期血圧は低く測定され
ます。
4.× 減圧は2mmHg/秒または2mmHg/拍の速さで行うのが好ましいでしょう。
減圧の速度が速過ぎると誤差が生じ、血圧は低く測定されやすくなります。
正解は... 2

今回は医教編集部のまんまみーやが担当しました。
血圧をはじめとするバイタルサイン測定で得られた値は、患者さんの全身状態の把握や、治療方針を決定する上で重要視されます。
バイタルサイン測定は一見簡単そうなイメージがありますが、正しい測定手順を守ることを常に心がけましょう。
国家試験では過去にも同じような問題が出題されたことがあり、必ず押さえておきたい項目です。
血圧測定の基本手技の確認も兼ねて、しっかりと覚えておきましょう。