今回頂いた質問

妊婦の分娩予定日は、どのようにして計算したら良いのですか?教えてください。

ご質問ありがとうございます。

まず、妊婦の最終月経(最後の生理が始まった日)を確認しましょう。 その上で、ネーゲレの計算法に基づき、以下のように算出します。

分娩予定日の算出法(ネーゲレの計算法)

最終月経の月に「9」を足し、日に「7」を足す。
(例)最終月経4月23日の場合

4+9=13(12を超える場合は、12を引く)
13-12=1 ⇒1月

23+7=30 ⇒30日
よって、分娩予定日は1月30日となります。

※妊娠期間は、最終月経から数えて280日間(40週)です。

回答は以上になります。
では、国家試験の問題を実際に解いてみましょう。

問題

第98回 看護師国家試験 午後問題6

最終月経の初日を0日とすると分娩予定日は何日目か。

1.260
2.280
3.300
4.320

1.×
2.
3.×
4.×
上記のとおり。

正解は… 2

編集部より

母性看護学については、妊娠から出産にいたるまでの幅広い領域において、国家試験に出題されています。特に、分娩予定日の算出法をはじめ、妊娠中毒症などのハイリスク出産、分娩の機序、子宮復古などについては出題頻度がとても高いので、必ずおさえておくようにしましょう。