この連載では、みなさんが国試合格を目指して勉強していくときに役立つポイントをご紹介していきます。これらをヒントにして、ぜひ効率よく自習を進めていってください。

今回は社会福祉、在宅看護論、統合分野についてです。

社会福祉の学習ポイント

国試の科目名としては「健康支援と社会保障制度」のことです。
範囲が広く、暗記が必要になります。まずは、必修問題の出題範囲を重なっている法律を先にマスターしていきましょう。
次に、社保の出題基準の小項目に沿って、過去問を解いていきましょう。法律の原文が出題されたり、法改正もありますので、過去問をやったら、その法律の原文を必ず確認しましょう。
社保の教科書の後ろのほうのページ(主要法律の原文が掲載してある)や『国民衛生の動向』、その法律原文が掲載されているHPを確認して、○×の根拠を理解していきましょう。

在宅看護論の学習ポイント

まず、地域包括ケアシステムとは何なのか? ということをしっかり理解しましょう。
そのうえで、訪問看護の基本を押さえていきます。頻出問題としては、在宅酸素療法の看護もありますし、制度の問題(特に介護保険)もあります。対象は高齢者がメインになります。過去問に挑戦しつつ、出題傾向を押さえていきましょう!

統合分野の学習ポイント

国試の科目名としては「看護の統合と実践」のことです。この科目はテーマが多岐にわたり、幅広い知識が必要になります。特に災害看護、外国人患者への対応、リスクマネジメントなどが頻出です。
学習方法としては、過去問を解きながら、その都度そのテーマについて、教科書を振り返る、模試の解答解説書や参考書を用い、周辺知識を広げていく、という方法が有効です。

 
今回は以下のテーマについてポイント解説していきます。
・(社保)感染症法
・(在宅)介護保険
・(統合)政府開発援助

●感染症法


 

●介護保険


 

●政府開発援助


 

今回の3科目も、暗記するべきことが多い科目です。つまり、覚えていれば得点源になりやすいということでもあり、配点2点の状況設定問題もありますから、全体の得点UPに寄与しやすい科目ともいえます。
在宅や統合は後回しになりがちな科目ですが、模試を受けた後にそれらの科目の問題を復習→解答解説書をしっかり読み込む→過去問チェックとしていくだけでも、知識として積みあがっていくはずです。
限られた時間ですから、やみくもに勉強するのではなく、計画的かつ効果的な学習方法を選んでいってくださいね。

関連する過去問をリストアップしてみました(コチラ)。動画で学んだ知識を確認しながら、知識を広げていきましょう!

今年度の国試対策は、これで最終回です。
コチラに一覧がありますので、過去回もぜひとも参考にしてください。
合格を目指して、最後まであきらめずに頑張っていきましょう!
 

■監修・動画提供
みかた塾 代表 林凛星先生
みかた塾は、オンラインの看護師国試対策予備校です。
オンラインだからこそ、わかるまで繰り返し学べ、いつでも授業を受講できる。さらに、わからないポイントはいつでも公式LINEで質問できます。
https://mikatajukudesu.com/