看護学生にとって「最大の学びの場」である臨地実習……
でも、そこは、「最大の悩みの場」でもあるかと思います。
実習指導のプロにお悩みを相談し、少しでも解決の糸口を見つけてほしいと思います。

今回はどんなお悩みでしょうか? 
桜田亜己先生に相談してみましょう!

お悩み1:記録が書けない。
お悩み2:患者さんが心を開いてくれない!


お悩み1:記録が書けない。

(Sさんのお悩み)
記録が書けません……。
時間も足りないし、内容的にも何を書いたらいいかわからず、悩んでいます。

Sさん、ご相談いただき、ありがとうございます!
「何を書いたらいいか、わからない」という状況はつらいですよね。
何を書いたらいいのか分からず、一応書いてみても自信がなく、提出しても毎回指摘される……もしもこんな状況が繰り返されているとしたら、毎日の実習が憂鬱で仕方ないですよね。

ところで、実習記録の書き方には一般的な「基本形」があるのをご存じですか? 「基本形」とは、実習記録を書く際のガイドラインや枠組みのようなものです。基本形に従うことで、収集した情報を効率よくまとめながら順序立てて書くことができるようになりますよ!

そこで今回は、弊社の個別サポートで活用している資料の一部(アセスメントの基本形)を特別にお見せいたしますね!

担当患者さんについて、上記①~③の順に分析し、王冠マークの3つのうちのいずれかで文章をまとめてみましょう!

今回は、アセスメントの基本形についてお伝えしましたが、このほか「行動計画」「関連図」「看護計画」などにも基本形となるものが存在します。これらについては、看護学生向けの雑誌や専門書などに掲載されていますので、興味がおありでしたらぜひ手に取ってみてくださいね。

もし、どうしても難しいようでしたら、弊社にぜひお手伝いさせていただければと思います。弊社では、マンツーマンの個別サポートを提供していますので、実習記録の書き方や看護過程に関するお困りごとを一緒に考えながら解決していくことが可能です。どうぞお気軽にご連絡くださいね!




お悩み2:患者さんが心を開いてくれない!

(Hさんのお悩み)
実習で受け持っている患者さんがなかなか心を開いてくれません。
患者さんに対してどう関わったらいいか、悩んでいます。

Hさん、ご相談いただきありがとうございます!
そうでしたか。患者さんがなかなか心を開いてくださらない状況で、どう関わったらいいか悩んでいるとのことですね。

一般的に『心を開く』という言葉には、「心の奥底にある本当の思いを、相手に打ち明ける」という意味があります。あくまでも勝手な想像ですが、質問文の「~してくれない」という表現から、患者さんへの【自分には本当の思いを話してほしい】という期待が叶わず、もどかしさを感じている様子がうかがえるのですが、いかがでしょうか。(違ったらごめんなさい!)

たしかにわたしたち看護者は、患者さんの『心を開く』ということを重んじるところがあります。でも、患者さんにとって『心を開く』とは、多くのつらさや苦しみを伴うということを、私たちは知っておくべきだと思っています。なぜなら、『心を開く』すなわち、心の奥底にある本当の思いを言語化するためには、自分を保つために抑え込んできたネガティブな感情や、あえて目を背けてきた現実と向き合う作業が不可欠だからです。

もし、患者さんにとって『心を開く』準備が整っていない状況なのだとしたら、わたしたち看護者にできることは、患者さんの言葉や口調、しぐさ、表情などの変化を通じて『心を察して見守る』ことなのかもしれませんね。

こんなことを話すと「じゃあ、わたしはどうしたらいいんですか!」という言葉が返ってきそうですが、Hさんが患者さんにできることは、他にもたくさんありますよね。患者さんを思う気持ちはそのままに、患者さんが安全・安楽に治療を受けられるよう、そして順調に回復できるよう、学生としてできる最大限の看護をひとつひとつ丁寧に実践してみてはいかがでしょうか。

もし、さらなるサポートが必要でしたら、弊社が一緒に考えるお手伝いをさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談くださいね!

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