看護師の仕事って想像以上に難しい…。
頼れるあねごに相談してみることにします。

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差出人
hannaki♡ikyo.jp
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2年目を迎えるにあたって。

宛先
anego♡ikyo.jp
もうすぐ社会人1年目も終わり。
私の病院では、1年目の新人は若葉マークとして
名札の下にクローバーシールを貼っています。
周りから「新人さん」と呼ばれるのが嫌で、
このシールが外れる日を心待ちにしていました。
でもいざ外すとなると、今度はなんだか急に不安になってきています…。
先日は、院内の1年目看護師対象の最終研修で、
プリセプターの先輩から手紙をもらいました。
「1年間がんばったね!お疲れさまでした」っていうメッセージを見たら、
涙がとまりませんでした。
考えると、ずいぶん先輩たちに助けてもらった気がします。
あと少しで看護師2年生。
どんな心構えで取り組めばいいですか?

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Re:2年目を迎えるにあたって。

祝!1年目卒業!
本当にがんばったね。おめでとう。
一つの大きな山を越えた半泣きちゃん、私もとっても嬉しいよ。
そして、もう来年度の目標を考えているんだね。えらい!
私がいた病院では、1年目の終わりに、
基本技術の到達目標が書かれた一覧を先輩と一緒にチェックして、
まだできていない所を確認することで次年度の目標としました。
また、2年目対象の教育過程があったので、
まずはそれにしっかりついていけるようにすることを目標としました。
病院によっても違うとは思うけれど、
院内の研修や教育システムを最大限活用していくのが大事だと思います。
最初に作った「必殺のメモ帳」も見直してみてください。
アンプルの切り方など、「こんなことまでメモしていたの?」
なんて思うページもあるかもしれません。

でも、自分の科の疾患について何も資料を見ないで、
治療や看護についてどこまで書けるかとなると意外にできなくて焦ることも。
本を買って読み始めたり、
「自分の所属している科の疾患の学びを深めるために院外の研修に参加する」
という新しい目標を立てたり、といったことも出てくるかもしれません。
私の病院では、病棟の先輩からのメッセージとともに、
最初の研修で自分宛てに書いた「1年後の私へ」という手紙を渡されました。
最初の熱い思いを見直すことで、
自分が理想とする看護師像をもう一度考えるきっかけにもなりました。
2年目に疾患や基本的な技術についての学びを深めること、
自分の看護観を描けるように日々の業務にとりくむことは、
3年目以降の飛躍に大きく関わります。

今まで一生懸命頑張ってきた半泣きちゃんならきっと大丈夫!!
自信をもって4月を迎えてください。
第11回 若葉マークから卒業。の巻

(テキスト:sakura nurse イラスト:中村まーぶる)