決して「シーフード」のことではありません!

似ているようで、実は全然違うんです

「魚の目」と「タコ」、
どちらも大好物! という人は多いのではないでしょうか。

「魚の目」は煮つけにすると、酒の肴になるし
「タコ」はから揚げや酢の物にすると、これまた酒の肴に……

今回のテーマは人体の「魚の目(うおのめ)」と「タコ」について。
どちらも、足の裏や指の皮膚が硬く盛り上がってきますが
両者の違い、ちゃ~んと理解していますか?

魚の目とタコ


「魚の目」とは

角質化した皮膚にできる円錐状の芯。専門用語としては「鶏眼(けいがん)」と呼ばれます。
進行すると、芯が真皮の奥深くまで潜り込んで神経を圧迫するため激しい痛みが生じることがあります。

経験したことのある方は分かると思いますがそれはまるで、画鋲を踏んだような激痛
人前では決して涙を見せない方も、魚の目には泣かされたハズ……。

「タコ」とは

皮膚が表皮より上の方向に厚く盛り上がった状態
「魚の目」と同じように硬く触れますが、神経を刺激することはなく、痛みが生じることもありません。

できやすい部位は”足”!

「魚の目」も「タコ」も、機械的刺激が繰り返し加わることで発生します。
足の裏、指の付け根、指と指の間、など、足の裏にできやすく、その原因は足に合わない靴であることが多いようです。

サイズの小さい靴を履くと、靴幅が狭いために指を圧迫したり、指と指の間に摩擦を生じたりしやすくなります。
逆に、サイズの大きい靴では、足が靴の前面へ滑り込むため、指や指の付け根を圧迫したり、足の裏に摩擦が生じたりすることも。

このような圧迫や摩擦が「魚の目」や「タコ」の原因となるため、足の形やサイズにジャストフィットする靴を履くことがと~っても重要です!


万が一、「魚の目」や「タコ」ができてしまってもご安心あれ!
初期段階であれば、市販の保護パットで簡単に治すことができます。
ただし、「魚の目」や「タコ」がしつこくできる場合には
「ウイルス性のいぼ」の可能性もあるので、皮膚科での治療をオススメします。

※これは絶対にダメ!※
間違っても、爪でほじくったり、カッターナイフで削ったりしないこと。
誤った処置を行うと、傷口からの炎症や化膿を起こす危険性があります。
また、ウイルス性の場合、自分だけでなく周囲へ感染を広げる危険性も!

Just my size!

(イラスト:matya)