純粋なハートの持ち主も加齢にはかなわない……!?

目がキレイに見える3つの条件、一挙大公開!

子どもの目って、本当にキレイですよね。
ビー玉のようにキラキラと輝くおめめちゃん、うらやまスィ~!

    わたしには9歳と6歳の息子がいるのですが、普段は小生意気なガキンチョでも、
    キラキラと輝くおめめちゃんで見つめられると(しかも上目づかい)、
    鬼の目にもハートマーク♪ 思わず胸キュンでございます。

    子どもの目って、どうしてこんなにキレイなんでしょう?
    実はコレ、ちゃんとした医学的理由があったんです!

    キラキラ


なぜ子どもの目はキラキラしているのか?

【その1】クリア&クッキリ

人間の目は、大気や紫外線の影響(日焼けなど)により、白目の部分が薄く汚れたり、色素沈着を起こしたりします。
子どもは年齢的に、環境による刺激を受けている期間が短いため、大人に比べて白目がクリアで、かつ黒目と白目の境界がクッキリしており、キレイに見えるんだとか。

そもそも、白目というのは「強膜」と呼ばれる部分でその内側には「ブドウ膜」とよばれる組織があります。
ちなみに、「ブドウ膜」というのは
1)脈絡膜(網膜に血液や酸素を運ぶ血管がある)
2)毛様体(水晶体の厚さを調節してピントを合わせる)
3)虹彩(周囲の明るさによって瞳孔の大きさを調節する)
の3つから成り立っており、血管やメラノサイト(紫外線を防ぐメラニン色素をつくる細胞)が豊富で、色もぶどうの実に似ていることから「ブドウ膜」と呼ばれているんだとか。

子どもの強膜は薄く、内側にあるブドウ膜の色が透けて見えるので、子どもの目は青く澄んでいるように見えるのです。
加齢とともに、強膜の線維が硬くなったり、脂肪が付着したりするため、大人になるにつれて、白目が濁ったり黄色がかったりするというわけです。

子どもの目は、年齢的にも解剖学的にもキレイに見えるということ。若さにはかなわないのね~!

【その2】パッチリパチパチ

人間の目は、加齢とともに老化します。
特に10代後半から、瞳孔を開く筋肉(瞳孔散大筋)の働きが低下するため、子どもに比べて瞳孔の開きが小さくなります。

また、感情の種類によっても、瞳孔の開きは変化します。
たとえば、楽しい時や嬉しい時、リラックスしている時には、副交感神経が優位になり、瞳孔は散大しますが、怒りや悔しさなどの感情に駆られている時には、交感神経が優位になり、瞳孔は収縮します。
一般的に、瞳孔の開きが大きくなると、太陽などの光の反射率がほかの目の部分より高くなるため、目がキラキラと輝いているように見えるのだとか。

happy unhappy


ズバリ! 目がキレイに見える条件は3つ!

1)心も身体もHAPPY! 副交感神経バリバリで瞳孔パッチリ!
2)外部の刺激はシャットアウト! 黒目と白目の境目クッキリ!
3)白目(強膜)の厚さが薄く、ブドウ膜がシースルー♪

加齢による変化は誰しも避けることができませんが、子どものようにキラキラ輝くおめめちゃんを目指して、心も身体もHAPPYな毎日を意識してみてはいかがでしょうか♪

(文:真ノ宮ゆな/イラスト:matya)