ブレーデンスケールについて

今回いただいたご質問


 
質問

実習で、褥瘡のある患者さんを受け持つことになりました。 褥瘡の危険性は患者さんによって違うと思うのですが、客観的に評価する方法はありますか?

回答

ご質問ありがとうございました。

では、褥瘡の危険性を客観的に評価するためのスケールである、ブレーデンスケールについてご説明いたしますね。

ブレーデンスケールとは、褥瘡が発生するリスクを客観的に評価するための作られた目安(スケール)です。褥瘡を発生させる6つの危険因子を4段階で評価し、合計得点を出すことによって評価します。スケールを利用することで、チームスタッフが統一した評価をすることができ、リスクの増減をより正確に判断することができます。

項目
知覚の認知
まったく
知覚なし
重度障害あり
軽度障害あり
障害なし
湿潤
常に湿潤
たいてい湿潤
時々湿潤
めったになし
活動性
臥床
坐位可能
時々歩行可能
歩行可能
可動性
まったく
体動なし
非常に限定
やや限定
自由に体動
栄養状態
不良
やや不良
良好
非常に良好
摩擦とずれ
問題あり
潜在的に
問題あり
問題なし

※11点以下が褥瘡の発生リスク点数になります。在宅では17点を基準に、褥瘡予防の看護計画の立案・実施・評価する必要があります。

では、ここまでを踏まえた上で、第97回の国家試験の問題を実際に解いてみましょう。



チャレンジしてみよう


 
問題
〔問題〕
ブレーデンスケールで評価するのはどれか。
1.
褥瘡の深さ
2.
褥瘡の広がり
3.
褥瘡の好発部位
4.
褥瘡発生の危険性
解答
ブレーデンスケールは、「褥瘡の状態を判断する」のではなく、「褥瘡が発生するリスクを判断する」ための目安です。
正解 


編集後記


 
担当者

今回は医教編集部のまんまみーやが担当しました。

私の祖父は、脳梗塞を患ってから亡くなるまでの約3年間、寝たきりの生活を送りましたが、褥瘡ができたことは一度もありませんでした。 それは、祖父が入院していた病棟の看護師スタッフによる、徹底した褥瘡管理のおかげでした。

祖父が亡くなった時、わたしの母は「じいちゃんが床ずれで痛い思いをせずに、安らかな最期を迎えられたこと。それだけでも、あの病院でお世話になって良かったと思う」と目を細めながら言いました。

患者さんが安楽に過ごせる環境を整えることは、患者を見守る家族にとっても心が満たされることなのだと、つくづく実感した出来事でした。

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