ビタミンのうち、貧血の原因となるものに、ビタミンB12があります。
ビタミンB12は、葉酸と協力して、赤血球の生成に深く関わっています。
通常は、骨髄の中で【赤芽球】が細胞分裂を繰り返し、成熟することで、赤血球の形になります。しかし、ビタミンB12が不足すると、細胞が「赤血球」の形へとうまく育つことができません。そのため、「赤血球」の前段階の形である【赤芽球】という形のまま、脊髄の中でどんどん大きく成長してしまいます(成長した赤芽球を【巨赤芽球】といいます)。
【巨赤芽球】や、巨赤芽球が成長してできた赤血球は、正常より大きな形をしていますが、とても壊れやすいという特徴があります(これを「無効造血」といいます)。
例えるならば、空気が少し入った風船よりも、空気がパンパンに入った風船の方が割れやすい、というイメージでしょうか。
このことから、「ビタミンB12が不足すると(正常な赤血球が産生できなくなるため)貧血になりやすい」といわれているのです。
では、ここまでを理解した上で第97回の国家試験問題を実際に解いてみましょう。
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