ご質問ありがとうございました。高齢者に起こる薬物の副作用について、理解を深めましょう。
高齢者は、胃酸の分泌が減少したり、胃腸の働きが低下したりすることによって、薬物の吸収が悪くなることがあります。
そのため、内服した薬物の効果が現われにくい場合があります。
ただし、高齢者の内臓機能の衰えは、胃腸だけではなく、肝臓や腎臓にも起こります。
肝臓の解毒作用や、腎臓の排泄作用が低下すると、内服した薬剤の成分がいつまでも体内に残りやすくなります。
また、高齢者は加齢に伴い、あらゆる臓器の機能が低下していることがあります。そのため、複数の病気を併発していることが多く、何種類もの薬物を服用する機会があります。
さらに、高齢者は記憶力や判断力も低下するため、同じような種類の薬を重複して内服したり、内服の回数や量を間違えたりする危険性もありますね。
これらのような理由から、「高齢者は薬物による副作用を起こしやすい」といわれているのです。
では、ここまでを踏まえて過去の国家試験問題を解いてみましょう。
|