「若いから」「オンナだから」は通用しない!

若くても、女性でも、加齢臭がプンプン……!?

夏は汗をかきやすく、体臭が気になる季節。
特に、アラフォー世代の男性にとっては、
家族や同僚から「クサい、クサい」と敬遠される、肩身の狭~い季節でもあります。
ところが、最近では、若い女性の加齢臭も増えているのだとか!

毎日シャワーやお風呂で身体をキレイに洗っているのに……。
毎日こまめに下着を取り替えているのに……。
それに……それに……まだまだお若いのに……(涙)。
何てお気の毒。

いったいどうして、こんなことが起きてしまうのか!
その違いを知るために、まずは「体臭」と「加齢臭」の違いからおさえておきましょう~!

ニオイ


そもそも「体臭」と「加齢臭」は違う!

「体臭」と「加齢臭」、どちらも同じ身体から発せられるニオイですが、これらは根本的に違うものです。

体臭は、汗腺から分泌される汗や皮脂などに、細菌が繁殖することで発生するニオイ。
汗をかいたり、不潔であったりといった環境があれば、体臭は誰にでも発生します。
そう、これを読んでいるアナタにも!(キッパリ)

一方、皮脂腺から分泌される脂肪酸が酸化し、ノネナールというニオイ成分がつくられることで発生するニオイ。
40歳以降の男性に多く発生するといわれています。


加齢臭は本当に「オヤジ」のニオイなの?

一般的に、男性にはもともと皮脂腺が多く、男性ホルモンによって脂肪酸の分泌が促されるので、男性には加齢臭が発生しやすいといわれています。

その一方、女性ホルモンにはノネナールの産生を抑える働きがあるため、女性には加齢臭が発生しにくいという説も。

ただし!
男女ともに40歳を過ぎると、皮脂腺に「パルミトオレイン酸」という脂肪酸と過酸化脂質が増加するため、これらが結合し、分解され、さらに酸化されると……ジャジャ-ン! ノネナールの産生!
というわけで、たしかに加齢臭は「オヤジ」のニオイではありますが、実は、「オバサン」から発せられるニオイでもあるのです。

また、不規則な生活習慣や脂っこい食事などが続くと、脂肪酸の分泌が増えたり、酸化が促されるため、若い女性でも加齢臭が発生するのだとか!
「オヤジ臭」ならぬ「オネエ臭」……あなたは大丈夫!?


加齢臭予防、いつやるの? 「今でしょ!」

加齢臭予防のポイントは、「身体の内側からキレイを目指す」こと!
生活習慣や食生活を見直し、加齢臭の原因となる成分(脂肪酸など)を抑えることが重要です。

生活習慣の改善

ストレスやタバコ・アルコールの摂取は、体内の活性酸素を増やし、ノネナール産生を促します。
ストレス発散、禁煙、禁酒、早寝早起き……看護学生の基本ですよね(笑)。

食生活の改善

脂っこい食事は、皮脂から分泌される脂肪酸の増加につながります。
加齢臭予防には、野菜中心の和食がオススメ!
外食やファーストフードの利用はほどほどに……。

ニオイ

(文:真ノ宮ゆな/イラスト:matya)