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おたすけ!コメディカル部!

今後、ますます重要視されてくるチーム医療。
コメディカルの分野で働くプロに、看護師とどのように関わって仕事をしているかを伺いました。

おたすけ!コメディカル部! | 第6回 医療ソーシャルワーカー「「チームで協働する」ということ」

今回ご登場いただいたのは、医療ソーシャルワーカーとして働くIさんです。病院内での医療ソーシャルワーカーのお仕事、看護師との連携などについてお話を伺いました。

【医療ソーシャルワーカー】

  1. 1)医療機関などにおいて、社会福祉の立場から、患者とその家族が抱える心理的・社会的問題を解決するための援助をし、退院に向けたサポートや社会復帰を促進する業務をおこなう人を「医療ソーシャルワーカー(MSW)」と呼ぶ。
  2. 2)社会福祉系の学部を有する大学などで学び、社会福祉士国家試験を受験。現時点で、「社会福祉士」は名称独占だが業務独占ではない。とはいえ、医療ソーシャルワーカーとして働く人の90%以上が「社会福祉士」の資格所持者。
  3. 3)担当患者の生活環境だけでなく、病状やケアなどについての理解も深く、医師や看護師との連携も不可欠。

【Iさんプロフィール】
社会人経験を経て「社会福祉士」「精神保健福祉士」の国家試資格を取得後、クリニックに勤務。臨床に出てからは、多数の診療科でMSWとしての現場経験を積んでいる。

<part1>幅広い知識が求められるMSW

急性期病棟に勤務されているとのことですが、実際、MSWとしてどのようなお仕事をされているのですか。
現在、わたしが勤務している病院は、200床程度の中規模病院です。
業務は、入院患者さんとその家族の、経済的な問題、退院後の生活などさまざまな問題の解決策を見出すために、その患者さんや家族に合った助言、社会資源、福祉サービスの紹介などの退院支援がメインです。
MSWの方々が、全ての患者さんを見るわけではないですよね? どのような患者さんの対応をされるのですか?
入院時に、経済的な面からと病状の面から、スクリーニングをします。経済的な面は、例えば保険証がない場合などです。病状の面は、退院してからの日常生活に支障が出そうな疾患で入院された場合です。
経済的な面でスクリーニングされた方は医事課から、病状の面でスクリーニングされた方は看護師長などから連絡が入ります。それらの患者さんの情報を入院後2~3日で収集し、退院支援計画書を作成します。
もちろん、MSWのほうでも、日々すべての入院患者情報をざっとは見ています。
Iさんの一日は、具体的にどんな流れでしょうか。
8:30前後に病棟に到着。
まずは、その日の面談の予定を確認。
病棟カンファレンス・科のカンファレンス、曜日によっては回診も医師や看護師と一緒にまわります。
さらに、前日入院してきた患者さんのチェック、現在の受け持ち患者さんの体調チェックなどをします。
10:00 家族面談
患者さまやそのご家族との面談です。
急性期病棟なので、病状が一段落したら転院する場合も多いです。その説明や介護保険の説明などをします。
多くて3組くらいでしょうか。記録も都度つけていきます。
13:00 院内カンファレンスに参加
症例研究、病棟管理、病棟運営などの何かしらのカンファレンスがあります。MSWが資料作成を担当することも多いですし、日頃忙しい看護師長と話ができる貴重な機会でもありますので、絶対に出席します。病棟管理委員会などは、出席絶対。しっかり情報収集をしておきます。
ここまでで結構な業務量かと思いますが......。お昼はいつ召し上がるんですか。
院内カンファが終わってから、お昼ご飯を食べます。MSWの本当の忙しさはこの後やってくるんですよ。
15:00になると、関係各所からの連絡がドドドッと入ってくる時間になります。ケアマネジャーさん、地域包括支援センターや訪問系福祉サービスの担当者などからの連絡です。担当患者さんの退院に向け、これらの方々と電話等でいろいろと調整をおこなっていきます。
また、院内の医師からも呼び出しがかかります。場合によっては、患者さまに向けた病状や治療経過説明の際に同席を依頼されることもあります。
他のMSWの方の業務は把握されないのですか?
もちろん、把握しています。
17:00から、みんなの業務状況を把握し合います。代打で退院支援に入ることもあります。基本的には、自分の担当患者さんの情報を、みんなで共有しています。
18:00で業務終了かと思いきや、病棟で情報収集をしたり、患者さんからお話聞いたり......という感じで、あっという間に一日が過ぎていきますね。


(写真はイメージです)

お話を伺っていると、社会保障制度や福祉サービスのみならず、ある程度の医学的知識も必要なのではないかと思いますが...。
そうですね。
カルテを見ることも多いですし、こういう病状だから、こういう支援が必要という判断もしなければいけないので、簡単な医療用語、血液検査の結果の読み方、略語、簡単なMRIの見方、医療器機、器具などは知っています。また、院内のお金の計算、中規模程度の病院の収支の見方などについても、理解しています。それらをわかっていないと、医師や看護師と適切な連携をとっていくことは難しいのではないでしょうか。
今後の地域包括ケアシステムの展開に向けて、MSWはますます重要な役割を担うのではないでしょうか。
そうですね。病棟ごとに求められる知識は異なりますが、本当に幅広い知識が求められているなと感じます。
私が現在勤めている急性期だと、看護師との接点が多いので、医療・看護の知識が不可欠です。回復期だったら、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などのリハスタッフとの接点が増えるので、そうした知識を知っていないと、仕事になりません。もちろん、医療知識だけでなく、社会資源も網羅していく必要がありますが、それがこのMSWという仕事のやりがいにつながっていると感じます。そういう幅広い知識を持ったソーシャルワーカーが、いろいろな場面でますます求められてくるようになるのが、今後の医療業界だと思います。

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<part2>うまくMSWを活用してほしい!

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